手帳の本棚 その2
手帳に関連する本を紹介するコーナー、
「手帳の本棚」の第二弾です。
「紙さまの話
ー紙とヒトをつなぐひそやかな物語ー」
大平一枝 著 誠文堂新光社
「紙を愛する」著者が取材した
これまた様々な「紙を愛する」ヒトたちの
紙への偏愛物語(ラブレター)。
好きすぎる場所や人々の登場に
嬉々としながら読みました。
実は和菓子屋さんなどで見かける
薄くてツルッとした包装紙の匂いフェチ。
老舗の包装紙の紹介ページは
見た目の素敵さに妄想が加わって
まさに垂涎モノでした。
包装紙目当てに
巡礼してしまうかも!
さて、ここからは本題の手帳の話。
見た目が自分の好みに合うかどうかも
手帳を選ぶ決め手ではあるのだけれど
長く続けていると
中身がどんどん気になってきます。
つまり、紙。
どんなラインや字体が使われているのか。
紙質や厚みはどんな具合か。
色は白系がほとんどだとはいえ、
白にもいろいろありますよね。
私は今のところ方眼でマットで少し厚めの
生成りに近い白が好きです。
でも、これって
いろいろなタイプを見て比較したり
実際に使ってみて感じたことの積み重ねから
見えてきたこと。
些細なことかもしれないけれど
この本に登場するヒトたちのように
自分の「好き」を追求することは
手帳の一つの役割
「自分を知る」に重なるし
自分を大切にすることにも
つながっていくと思うのです。
ちなみに著者はA4マンスリー使用とのこと。
持ち歩くだけでなく
卓上カレンダー的にも使っている模様です。
A4か…。
いつもバッグが大きめなら
そういうのもアリだな。
たかが手帳選び、されど手帳選び。
ひょんなことから
自分の理想のライフスタイルが
垣間見えてくるかもしれません。
追記 MOLESKINEの手帳と付箋を愛用する
嶋浩一郎さんのページは必読です。